まず、カリンバとは、アフリカの民族楽器です。親指ピアノ、ムビラ、リケンベなどともいわれます。
共鳴箱(板)に鉄や竹の舌を付け、親指ではじいて弾きます。強くはじきすぎると、親指の爪がめくれてかなり痛い思いをするので、気を付けて下さい。ほら、想像してみて下さい、親指の爪につまようじを刺すようなもんですよ、足の小指をタンスの角にぶつけてもこんなに痛くないかもね。
だから爪は適度な長さに切って、だいたいのええかげんに言うと2.5ミリ位かな、爪が無いと親指の皮膚がめくれてこれまた痛い思いをするので気を付けて下さい。
京都にはこのカリンバを演奏する人間国宝みたいな「山田晴三」という方がおられるのじゃ。
師はカリンバにシェーカーを取り付け、振りながら、歌いながら、カリンバの弾き語りをしてしまうのじゃ。つまり、メロディーとリズムと音色のアンサンブルを独自のスタイ ルで確立しているじゃ。
アースウィンド&ファイヤーだってこんなことしてないってば、アフリカ人までか師にカリンバの奏法を伝授されにくるのじゃ。
........キャラクターが魔法使いのばばあみたいになってしまったので........もとい。
サウンドはここ。
晴三氏が主に使用しているのは、ヒュートレーシーのカリンバです。
カリンバはサウンドホールが自分の方に向いているので、
一番いい音が自分に聞こえてきて、催眠状態に陥ってしまいます。
ライブ中にカリンバを紹介する晴三氏.......。
演奏している姿はゲームボーイをしているようです。
命名タケンバ、シタールの部品を使って作ったそうな。
低い音がびんびんきもちいい。
水戸でゴンチチさんのオープニングアクトをしたときは、これ、おおうけ。
ロビン・ロイド氏と晴三氏のデュオ........。
ロビン・ロイド氏は歩く民族楽器博物館といわれている。
尺八、三線、なんでもこいのマルチプレイヤー。
営業しまっせ。ご用命はここ。
私が始めてカリンバを見たのは、京都の拾得というライブハウスで、山田晴三氏が No Woman No Cry という曲を演奏したときだったと思う。音色の美しさと晴三氏の音楽に対する純粋な心が溢れた演奏で、がらにもなく泣けてきたのを覚えている。ちっこい箱振っとるだけやんけ、と思いたかったけど.....ポロポロと涙がこぼれて来てしまった。楽器をみせてもらうと「なんでこんな簡単な作りの楽器からあんなええ音が出んの?」どないなってんのって感じ......。
「おきゃんちゃんにも弾けるよ」とちらっと教えてもらった。なんと、なんと弾けるやないのほんの小一時間で Loving You をマスターしてしまった。(といっても晴三氏の演奏とは雲泥の差)
晴三氏、誕生日のプレゼントとして手に入れたカリンバ最初はどうやって演奏するかわからなかったそうな。
あれこれ試しているうちに2年間程はまって帰って来れなくなったそうな。
カリンバにはチャミヌカという神様がおってな、きっと晴三氏はその神様に導かれたんじゃろう。
(おっと、翁キャラになってしもうたわい)
アフリカでは病気を癒すヒーリングに使われていたりするらしい。
民族雑貨店でもよく見かけるけど、あれ、ちゃんとチューニングすると素朴でいい音するんだよ。
カリンバについてのご質問、情報、なんでも結構ですメール下さい。