やまさんのちょっとひとこと

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ライブリポートも最近書くのがめんどうになりましたので、このコーナーは私、やまさんが最近気づいたことや思いついたこと、面白かったこと、腹立った事などの独り言を書くことにしました。

1999年12月15日

 もう、今年も12月となってしまった。後半月でお正月なのです。ぷーのまま年を越せそうです。これも雇用保険に加入して下さっている方々のおかげと、日々精進をしている次第です。先月はバンブーブラザースを追っかけて東京へ行くなど、とても楽しい事がありあっという間に終わってしまった。東京や横浜というところは人は多いし、賑やかなところであった。食べ物はうまいし、これに姉ちゃんはきれいと来ればいうことなしである。つい先日は神戸へと出向いていった。震災後はよく行ったものだが最近はごぶさたしていたのだ。神戸に行くと必ずといっていいほど寄りたくなる店がある。それは神戸の泣く子も黙るベーシストS氏の喫茶店(妹さんとお母さんが店におられる)である。多分二年位はご無沙汰していると思うのだが、嬉しいことに覚えていて下さったようだ。母上もお元気そうで何よりであった。夕方までコーヒーを飲んで次の行き先、元町へと向かった。最近バンブーのページやらで「萬屋宗兵衛」なるお店に一度行きたかったので、本日 FIVE SOUNDSのライブがあるとしり、向かったのであった。店に入るとリハ中であった。しかしお客さんもいるし・・・・なかなかええ感じである。公開リハーサなのだ。この日はフルートの若き女性も参加して、とてもいい感じのライブであった。チャージはカンパ制。最近カンパ制でのライブが増えてきたと以前に書いたこともあるが、そうでもないようである。現に京都のあるお店ではカンパ制禁止なるオーナーのお達しがあったところがあるとのこと。なかなかミュージシャンに追い風は吹かないようだ。帰りはJRで帰ったが、なぜにJRは運賃が高いのか・・・・・

 そしてミスグルーブのライブが12日にあった。ミスグルお客様感謝デーということで、スタンプを5つ貯めた人が共演できるという企画。かくして私もスタンプを集めた本人としては、前から心にひそかにいだいていた、ミスグルとベンチャーズをやる・・・これを実現したのだった。しかも曲目は「10番街の殺人」。この曲はベンチャーズでも難易度の高い曲である。転調も2回もあるし・・・。一月ほど前にテープを渡しておいた。本番前日にラグスタジオに入ったのだが、もうこの日にはほとんど完璧状態。さすがミスグル、参りました。こうなると本人の演奏が一番心もとないことがはっきりしたので、またもや猛練習したのはいうまでもない。本番にはたくさんミュージシャンの人も見に来ていたのであせったが、ここで怖じ気づいてはやまさんの名がすたるとぐっとこらえて演奏したのでした。私のフェンダージャパンのストラトは安物とも思えない音を出してくれたようです。ミュージシャンのA氏「すっごいキツイピッキングやね」。T氏「ええ音してたで」。K氏「かっこよかったっすよ」。だれもウマイとは言わなかったもののやまさんはとても満足であった。そのあと歌で参加した、カリンバ作家?M氏。シルキーを弾きまくったエグゼクティブ・ローディー?のO氏と続いた。ヤジ、歓声、怒号の飛び交う中、ファン感謝デーは無事終わったのでした。


1999年11月07日

 このページの更新も半年もしていない。更新していない間に私の生活もとても変わってしまったといえる。5月のリストラ退職に始まり、ニューヨークの一人旅、30年ぶりのビートルズバンド結成など・・・・。仕事もしないまま、このままどこまでいってしまうのか。でも仕事を失ったショックよりも何かお金にならないことに奔走している自分がとてもいい感じに生きているように思える。もうこうなったらトコトンいってしまうだろう。まじめに仕事をしておられる方には申し訳ないのではあるが。しかし私も決して不まじめにいきているわけではないといっておこう。
 前置きはそれくらいにして、今日はバンブーのホームページの告知にもあった、ストリートライブを見物にいってたのである。ところは京都河原町四条に近い、丸善という本屋の前である。8時少し過ぎたころに私も現場に着いたのではあるが、まだ店の片付けが終わっていないため少しまっていた。今日はメンバーは全員そろっている。全て電池式のアンプ、キーボードそれにドラムセットである。最近のポータブルのアンプはとてもよくなったと思う。電池式でも結構音圧のデカイ、いい音がするものがあるみたいだ。私が若かったころでは思いもつかないことである。そういえばニューヨークのストリートミュージシャン達も結構大きな音を出していたようだ。
 やはり、あれだけの人数でストリートで演奏すると(しかもドラムまではいっていると)河原町を歩く人達も少し立ち止まってしまうものだ。バンブーをよく知っている人もしらないひとも外人も、通り掛かりで手拍子や掛け声や口ずさむことですぐに一体となれる。そんなストリートライブのだいご味がそこにある。
 音楽をやって食べていくのはなかなか困難な時代ではある。それほどミュージシャンはごろごろしているし、ライブハウスも慈善事業ではないから、自分の店が生き残っていく方法をとるだろう。でも一流のミュージシャンだけで食っていけるライブハウスなんて数えるほどしかないだろう。ほとんどはアマチュアやそれに毛の生えたようなミュージシャンに客を呼んでもらっているというのが本当ではないか。私はストリートがすべていいとは思ってはいない。それは音楽を聴くほうの客の立場からすれば、ゆっくりと酒を飲みながら音楽を聴きたいという欲求があるからだ。ニューヨークとかのカフェのようなところでやっているライブ。PA装置も何もない生の音だけで音楽を演奏する。音のバランスはもちろん自分たちの技量のうちである。そんなミュージシャンにカンパをしてあげられるようなライブ。そういう場所がもっと多くなれば、いい音を出せるミュージシャンも増えてくるのではないかと私はおもう。


河原町の丸善前で演奏するバンブーブラザース



1999年4月30日

この4月はたくさんライブにいった。7本くらいいったことになる。過去にこんなことはなかった。どうしてそんなにたくさんのライブにいったかというと、半分くらいは飲み屋系のライブであったからにほかならない。飲み屋系のライブとは、なにかというと、ライブハウスではないものの、一応ミュージシャンがライブできる飲み屋なのだ。なぜそこがいいかというと、ライブチャージが安い!というよりもカンパ制などというところもある。つまりストリートのミュージシャンにカンパするのりだ。気に入らなければ出さなくて良い。ぼったくりのライブハウスよりは良心的である。それにライブハウスのようにかしこまって聞く必要もないし、用事があればさっさとその場を去ることもできる。あとはミュージシャンの違った部分を見ることができる。「あっ、この人こんな歌もうたうんや!」といった新しい、発見もある。最近、良く行く飲み屋はMDカフェ(国際ホテル東側)とかEAST(木屋町四条上ルホテル196地下)とか
アンデパンダン(三条寺町西)などである。また、いずれこういったお店のレポートでもしたいと思う。



1999年4月2日

先日、なんど工房というところで「また騒いどくぅ We are thankfull to Yasushi &haruzo」というようなライブがおこなわれた。このページでも紹介したのでご存知かもしれない。KJCというミュージシャンの集まりがある。京都の若手、中堅ミュージシャンが集まっている団体らしい。実態がどのようなものかは私には図りしれないものであるのであるが。その、中心にいる人達は、十年くらい前、よく西野靖と山田晴三のライブに出させてもらっていたことがある。ちょうど私が西野靖のライブを見にいくようになったころである。私はそのころ、まだまだ若かった例えば、小竹兄弟(バンブーブラザーズ)や大島直見(Miss.GROOVE)や大村あつしなどをそんなライブで良く見かけたものである。そんなことから彼らとは友達になっていったのである。そんな彼らが今日あるのは、西野靖や山田晴三のおかげではないか。というわけであのようなサブタイトルがついたようだ。そのお返しにと、彼らがいま、指導的立場にある超若手のミュージシャンを集めて、新旧取り混ぜての大セッション大会が行われたのだ。ミュージシャンってのはもともと、自分本位で生きている人が多いと思っていったが、私は西野靖のライブをいて、若手をどんどん舞台に引きずり上げて、演奏させた、そんなライブを見ていて、この人はいい人なのだなと感じていたのである。やはり師匠がそうであれば生徒も同じように育つものである。それが今回のなんど工房のライブであった。以前、某高校同志の軽音楽部の交流をはかるイベントがあったが、その時の高校生がもう社会人や大学生になっていて、演奏している。うまくなっていくのがわかる。中堅、ベテランもおちおちしていられないね。こういったことで自らにプレッシャーをかけようという企みがみえた。しかしそれはいいことだ。しかし同じ場所で若手、中堅、ベテランと
聞いていると、御大西野や山田晴三の偉大さがよくわかる。伊達に年をとっているのではないぞ。最近西野靖のライブにあまりいっていない。もっと安いライブを飲み屋かなにかでやってほしい。



1999年2月6日

最近、三条の某レコード店(楽器店)にいった。その店の一階のシングルCD売り場になんと、おきゃんの「めっちゃブルー」がならべられているではないか。それも特等席のようなところにである。私は思わず持っていたデジカメで写真を撮ってしまった。店員は「何につかわれるのですか?」と変な顔をしていたが、「個人的趣味」とこたえておいた。
でも、自主製作のCDでも店のスペースをさいて、おいてくれる・・・何かいいものじゃないですか。そんな京都の暖かい人情みたいなものを感じた。機会があれば、某三条河原町を西に入ったところのレコード・楽器店にいって、おきゃんのCDをひやかして、お金があれば買ってください。

by YAMA


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