高円寺駅前ストリートライブ


11月27日(金曜日)

 ゆうべは青山のホテルにたどり着いたのがもう午前一時を過ぎていた。昨日はバンブーのメンバーが一人友達のところへ泊ることになっていたので私がその部屋を譲り受けることになった。ありがたいことだ。泊るところも全く決めていなかったので宿を探す手間が省けた。しかし、そのホテルの近くは全く飲食店らしきものがなく、わずかにコンビニが2軒あるだけだ。本当はみんなラーメンが食べたかったようだが、近くには吉野家しかなかった。みんな取りあえず温かいものを口にして少しは生き返ったようだ。後は寝るだけ。

 朝、もう一人の追っかけYさん(女性)が深夜バスで東京に来ているはずだったので、電話した。取りあえずこちらのホテルに来てもらった。バンドマン達の部屋は、ノックをしてもTELをかけても全く起きる気配がなかった。それもそのはず、ゆうべは車で高速を走ってきているのだから無理もない。仕方がないのでYさんとふたり東京見物をすることにした。Yさんはこちらで明日仕事があるので、今日だけしか空いてないのだ。渋谷でNHKを見たり、食事をしたり、タワーレコードにいったりして遊んだ。今日は4時に高円寺JIROKICHI前に集合となっていた。彼らは今日はストリートをする日なのだ。みんなで食事をしながらどこでストリートをするかで悩んでいた。どうも東京はすぐにお巡りさんがやってきて止めさせられるとのことだ。結局、近くの高円寺駅前の交差点の中洲の様な場所ですることに決まった。
高円寺駅前のストリート近くの交番のお巡りさんがときたまこちらの方を見ているので、いつ止めさせらるかとひやひや。

初めは小竹の兄貴が一人でやって、様子を見ようとゆうことになって他のメンバーは見守った。そこにはバス停もあってバスを待つ人達も結構いるのだ。しかし通行人はちょうど広い通の中洲にあたるため、一回の信号で渡りたい人は足早に去っていく。信号で取り残された人はたまにちらちらめずらしそうにこちらをちらちら見ているだけ。お巡りさんからのクレームもなさそうだし、一人ずつメンバーが参加しだした。やはりそうなってくると一人、二人と立ち止まって聴くひとも出てきた。すごくまじめそうなサラリーマンのおじさんは、最初は照れていたが、最後はノリノリに変身していった。仕事でいやなことでもあったのだろうか。バンブーは最近バンドでもストリートをやっているので外で音を出すのはお手の物だ。お客さんは少なかったかもしれないが、バンブーはどこで音楽をやってもスタンスはいつもいっしょだ。それが彼らのいいところであろう。京都であれ、東京であれ、ニューヨークであれだ。

もっと、もっと聴きたかったが、私はこれから千葉に行かなければならないので残念だが先に失礼した。


続く